リゾート地の厨房で迎える年末

部屋

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北陸のとあるホテルの厨房でバイト(いわゆるリゾートバイトというもの)を始めて早1ヶ月が経とうとしています。

この仕事に応募するにあたり、伸びてボサボサだった髪をバッサリとカットし、ヒゲも10年ぶりくらいに剃りました。

鏡に映るその姿はなんだか自分じゃないみたいで、剥きたてのゆで卵のような少年に見えました。

髪を短くするのならまだしも、ヒゲを剃ることには抵抗がありました。

もうずっと伸ばしていたのでヒゲがあるのがあたり前になっていたし、ヒゲを剃るということは僕にとっては裸で歩いているような羞恥心が伴うものでした。

実際に髪を短くカットし、ヒゲを剃った姿で外を歩くのは、お尻丸出しで外を歩くよりも恥ずかしく、抵抗のあるものでした。

でも慣れというのは怖いもので、今ではなんの感情もなくお尻丸出しで外を歩いていますし、お尻丸出しで仕事を頑張っています。

今の仕事はホテル?というか旅館?というか、とある温泉施設の厨房の洗い場の仕事をしています。

初めての職種だしまったくの未経験で、最初は新しい環境に戸惑いはあったものの、もう仕事にもだいぶ慣れてきて今では洗い場のエース格にまで成長しました。

というのも、同じようにリゾートバイトをやっている学生とか20代の若い世代が多いものだと勝手に想像していたのですが、実際に来てみると、50代、60代、70代の人たちが大半で、洗い場に関しては僕が最年少だったので、未経験の新人バイトとは言え明らかに僕の方が動きがキレていました。

僕の動きのキレを見て厨房がざわつきました。

ざわざわ…ざわざわ…

あれ?あいつ未経験だよな?流石に若いものはいい動きするわい…

おいつにならこの仕事任せてもよいじゃろ。

本来ならベテラン級の人が担当するらしいパートを、働き始めて2日目には僕が担当していました。

リゾートバイトを始めるにあたって、若い世代と上手くやっていけるかなぁと心配していたのですが、そもそも若い世代がまったくいませんでした。

レストランとか調理場のほうには若い世代もけっこう居るみたいですがあまり関わりもなく、僕が働いているホテルはあまりメジャーな観光地でもないのであまり若い世代は集まらないのかもしれません。

でもなぜかレストランには金髪の人も働いていました。僕はこの仕事をゲットするために自分のアイデンティティでもある長い髪とヒゲを剃ることを強要され、レイプされた後のような悔しさと、自分が自分じゃなくなるような、魂の尊厳を踏みにじられるような侮辱を押し殺してまで来たのに、人前に出るはずのレストラン担当が金髪なのは許せません。

でもこの仕事はまかない付きだし、寮費も無料だし、温泉も無料で入れます。この仕事が決まるまで財布の中身は2,000円を切っていた自分としてはこの特典が本当にありがたいです。

今年の夏は北海道で仕事もせずにのんびりすごせて楽しい時間を過ごすことができましたが、おかげで富山で貯めた貯金も使い果たしました。なんとか単発バイトで食いつなぎながらここまでたどり着きました。

そう言えば去年の冬も北陸で、今年の冬も北陸で過ごすことになったなぁ。

一応北陸以外ならどこでもいいと言うことで仕事を探していたのですが、未経験だからとか、タイミング的にとかで、北陸しか受からなかったです。なにか北陸と縁があるのかもしれません。

とりあえず2ヶ月の契約なので1月まではこの生活が続きます。

温かい室内で年を越せそうで良かったです。

でもこの仕事は年末年始は1番のかきいれ時なので、今年の年末は忙しく働いて過ごすことになりそうです。

それではみなさん、良いお年を。

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