早くも険悪なムードが漂い出した2人

モンゴルの食堂

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2017年5月15日 月曜日

24日目  モンゴル カントリーサイド

朝、目覚ましをかけて早起きした。

サンライズを見て、2度寝。

めちゃ暑くて、次に起きたら9時過ぎだった。

テントのなかは太陽当たると熱こもるな。

めっちゃ風強い。

何とかお湯沸かしてコーヒーを作り、パンと一緒に朝ごはん。最高だ。

少しゆっしりして、荷物をまとめる。風が強くてテントたたむのに苦労した。

バックパックを紐で荷台にしばるけど、これがまた難しい。昨日はやって貰ったけどこれからは自分でやらなきゃいけない。

不安定ながらも、パッキングしていざ出発。

気持ちー。

途中バックパックが落ちそうになってパッキングし直した。

ハラホリンに着いて、お昼にポーズと言う、餃子と肉まんの間みたいの食べた。

うん、美味い。

水を買い足して、先に進む。

ヤングマンの今日の予定地はまだ大分先みたいだ。

ずっとバイクに乗ってるからケツが痛いよ。

ハラホリンを過ぎると、オフロードが続いて砂にハンドルを持っていかれ転んだ。

うわぁ、やっちまった。

スピードはでてなかったので、大した怪我はないけど、ガソリンが漏れてる。

ヤバい。早くバイク起こさないと。

重くて全然あがらない。ヤバい。

ヤングマンは戻ってこない。対向車がきたから助けを求めた。

通りがかりのおじちゃんが手伝ってくれてバイクは起こせた。バイラルラ。

でも、タンクが凹み、ステップも曲がってしまった。うわぁ、やっちまった…

服も砂まみれでガソリンがついて臭い。

まぁしょうがないか。

気を取り直して進むけど、すっかりビビってしまってゆっくり走る。

地図を見ながらルートに悩んでる様子のヤングマン。

俺にアイデアを求めるが、そもそも英語ができないからうまくコミュニケーションがとれない。

どうやらこの先の道はバッドロードが続くらしく、ガソスタもあんまりないみたい。

そんな事まで考えてて凄いな。

俺が英語を理解してなくて時折呆れた様子を見せる。そして険悪なムードになる。

俺1人ならきっと地図も見れないし適当にぜんぶ決めるけど、こいつは逆に細かく、全ルートを決めたがる。

その辺の折り合いがつかず、さらに言葉の壁もあり、お互いにイライラし始めている。

無理にガンガン進まずゆっくりキャンプしながらでもいいと思うが。

それにしても足と手が痛い。さっき転んだ時に痛めた。

途中の町で子供達がおちょくって、追いかけてきたりする。クソガキどもが。

道なんて言える様な道じゃなくて、草原や凸凹の荒野を走っていく。

川が近くにあり、沼地みたいな所もある。

これ以上の運転は危険すぎる。

もう時間も19時くらいになっており、今日はこの辺りでキャンプする事にした。

険悪なムードを引きずったままの俺たちは、お互い少し離れた所にテントを張った。

ビールを飲めば明るく接せれるかなと思ったけど、結局気持ちも上がらず、会話は少なく、テントに居る時間が多くなった。

ヤングマンは早くも料理していて、どうやら毎日パスタらしい。

そして、テントにこもってた俺に、「良かったらトライしてみて」と持ってきてくれた。

気を使わせちゃったな。

彼は19才で8個も歳下なのに俺の方がよっぽど子どもだよ。何にも出来ないし。

若いしエネルギーが余ってるらしく、飯食った後も筋トレしたり、走り回ったりしていた。

俺も今日はツナパスタを作って、腹一杯になったらテントの中で日記を書いた。

リアルタイムで書かないと、その時の感情や細かい出来事を忘れてしまう。

毎日充実してたり、誰かといると日記がおろそかになっちゃうけど、それはしょうがないかな。

23時くらいにやっと、携帯を置いて眠りについた。

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