最後まで一筋縄ではいかないモンゴルバイク旅

モンゴルバイク旅のときの自分

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2017年5月19日 金曜日

28日目   モンゴル カントリーサイド

かなりぐっすり寝た。

早くに起きて出発するつもりだったけど、起きれなくて結局9時過ぎの出発になってしまった。

よし、まずはバヤンホンゴルだ。

ルートは少しずれてたから心配だったんだけど、街の方角の方に走ってたら町が見えた。

まずはガソリンの補給。ようやく満タン入れられた。

結構でかい町で、ちょっとしたスーパーもあってかなりテンション上がった。

牛乳とビールとのり巻きに卵まである。

のり巻きと卵が最高に美味くて、もう一本追加で買って店の前で食べた。

あー、最高。

腹も満足して、お目当のビックロードを探すと目の前にあった。

やっと大きな道路に出られた。ここまでくればもう安心だ。

綺麗に整備された道路で、一気にスピードを上げて走っていく。

楽勝。うまくいけば今日中に着くんじゃないか?

どんどん進んで、どんぐらい進んだかなーとマップを見るとまだ30キロくらい。

うそだろ?あんなに走ったのに…

100キロくらい走ったつもりでいた。

やっぱり今日中はキツイかー。

景色もやっぱり田舎の方と比べると大したことなくて、すごい飽きる。

風が強くてハンドルがとられる。天気も怪しくなってきてどんどん寒くなって来た。

いよいよ寒さと風がヤバくて、どこかに避難出来そうな所はないか探すと、15キロ先くらいに町があるみたいだ。

空港も近くにあるデカイ町っぽい。

とりあえずこの町を目指して前かがみになり、風にたえながら走った。

かなりデカイ町だけど、雨風をしのげそうな場所が見当たらない。

とりあえず雨雲は大丈夫そうだったし、民家の間に身を隠した。

通りがかりの子どもたちが撮ってくれた

しばらくここでパン食べたりしながら耐えてたら太陽が射してきて、風も弱くなってきた気もする。

よし、先に進むぞ。

走りだすと、やっぱり風は強かった。町の中だったからガードされてただけか。

でもカッパ着てネックウォーマーしたから寒さは少し和らいだ。

頑張って進まないと明日の到着も危うい。

本当は今日までのバイクレンタルだけど、もう今日は絶対無理だ。

結構進んだけど、気温がぐんぐん下がってきてめちゃくちゃ寒い。

もう手の感覚がない。風も強くて、全然スピードが出せない。

もう限界だ。キャンプ張ろう。

まだ明るくて19時前だったけど、横の草原に逸れてテントを張った。

持ってる服を全部着こむけど寒い。

外は風が強いからテントの中でラーメン作った。あぁ、暖まる。

寝袋にくるまって寝ようとするけど、ダメだ。めちゃくちゃ寒い。震えが止まらない。

全然寝れなくて、お湯を沸かして飲んだ。

小さく丸まって、必死に早く朝になる事を願ってた。

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